SSブログ

雲の上まで歩く2012 その8 [忘備・記録]

第3日 9月16日(日)

徳沢キャンプ場。
早朝、ごそごそとテントから出る。寒い。
満天の星空!これは、体験した者にしかわからない。

「ダイヤモンドを散りばめたみたい。」

本当に、その通りだねぇ。これだけでも、ここまで来た甲斐があるってもんだよ。

上の子は、よくぞ一晩、テントで、シュラフ(寝袋)で、文句も言わずにすごしたものだ。
親の方がビックリ!(夜中に、かぁちゃ~ん、って泣いて起きてくるかと見くびっていました。ハイ、すみません。)

当初の予定通り、横尾まで行って、横尾から蝶ヶ岳を目指すことにする。
横尾に到着した時の子どもたちのセリフがふるっていた。

「これなら、昨日のうちに、横尾まで来ればよかったねぇ。」

昨日、徳沢で「もう無理。歩けない!!」って言ってたのは、誰だ???
ま、ラクチンお散歩気分はここまで。
ここからは、本格的山岳登山の世界だ。
覚悟してついてまいれ!
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その7 [忘備・記録]

第2日 9月15日(土)の振り返り もう少し

お仕着せだけど、上の子には、課題を与えました。
各地でのビール価格調査。
上高地、明神、徳沢、横尾、蝶ヶ岳と、どれくらい価格差があるのか、興味を持って注目してほしいという、親側の下心満載での課題です。
まあまあ、面白がりながら、調査してくれていました。
山の上と下とでの価格差が、少しは伝わったかな。

さらに、思いがけないハプニングが。
間もなく徳沢、というところまで来て、下の子が、
「とうちゃん、うんこ!」
「がまんできない!!」

うむ。この種のがまんは、体に良くない。しなくていいがまんだ。

素早く、すかさず、適切に対処。
もちろん!ブツはビニール袋に入れて、持って歩きましたとも。徳沢まで。

山ではよくあることです。
国立公園内では、適切な対処が求められます。徳沢のトイレでリリース。
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その6 [忘備・記録]

第2日 9月15日(土)の振り返り つづき

嘉門次小屋でも、たっぷり時間をとりました。
ここには、本物の囲炉裏があります。
囲炉裏の周りで、岩魚の塩焼きを焼いてくれます。
この、稼働している「本物」を、子どもたちに見せ、体験させてあげたかったのです。
どこかの博物館に展示されている「遺産」としての囲炉裏、じゃなくてね。現役でお仕事している、本物の囲炉裏。

もうひとつは、岩魚を食べる、ということ。
生簀から網ですくって、ピチピチはねてる岩魚の頭をポコン!とやって、腹をさばいて、串を打って、塩を振って焼く。
その命を食しているんだ、ということを、実感してほしかった。

どれくらい記憶に残ってくれるかはわかりませんが、とうちゃんの願いは、受け止めてくれるだろうと期待して。
そのための時間は、必要です。
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その5 [忘備・記録]

第2日 9月15日(土)の振り返り

上高地バスターミナルから、徳沢まで。
予想以上に時間がかかったのには、いろいろわけがあります。

通常のコースタイムの1.5倍くらいで収まるかと思っていましたが、2倍以上、かかりました。

実は、前の日の夜。コンビニで、写ルンですを2台購入しまして。
バスを降りて、歩き始めるときに、子どもたちに1台ずつ、支給しました。

どこで、何を撮ってもいいよ。でも、全部で、○枚しか撮れないよ。今日からの2泊3日で、上手に使おうね。

で、子どもたちが、どこで、何を撮るかについては、一切口を挟まないことにしました。
撮りたい!と言えば、充分にその時間を保証するようにしました。
これが、すごく、時間がかかる結果に。自業自得。
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その4 [忘備・記録]

第2日 9月15日(土)

朝起きて、朝食もそこそこに、早速上高地方向を目指す。
マイカー規制されているので、沢渡の駐車場に車を停めて、そこからは、バスかタクシー。
駐車場の入り口で。目の前の車が入ったところで、満車。。。
係員さんに、別の駐車場を案内してもらう。
(これが、後に、ちょっとした事件に!)

バスに乗り換え、上高地へ。
梓川沿いの道を、横尾を目指す。

案の定どころか、予想以上に時間がかかる。
河童橋で時間を使い。
明神の嘉門次小屋で時間を使い。

徳沢に辿り着いたときには、ポツポツと、雨が落ちてきた!
一気にくじけて、今日はここまでにする。

テントを張って。父と上の子は、テント泊。
母と下の子は、徳沢ロッヂにお世話になることに。

明日の好天を祈りつつ、ルートを考えつつ。寝る。
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その3 [忘備・記録]

第1日目 9月14日(金)

仕事が終わってから、夕方、車で出発。
中央高速をエンヤコラ走る。
夜遅くに、松本に到着。
ホテルで一泊。
明日からの登山に備えて、ビールを呑んで寝る。

子どもたちも、ワクワク、ドキドキしてきた模様。
明日に備えて、寝よう。
明日は、早いよ。
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その2 [忘備・記録]

いつ、どこへ行こうか?

北アルプスの、蝶ヶ岳へいこう。
これは、前々からたくらんでいた。
自身、2~3回登ったことがある。
ここなら、自分の力量でも、子どもたちを連れて行くことが出来ると踏んだ。

さて、いつにしようか。とカレンダーを眺めて。
9月14日(金)~17日(月・祝)の連休を利用することにした。
他の予定もあって、どっちにしようかなぁと思ったのだが、今年は、雲の上まで歩くことにした。

来年は、自分に、歩けるような体力と時間が残っているかどうか、心もとなかったからだ。
心配なのは、天気だ。こればっかりは、天に祈るしかない。

少しずつ準備を始めることにした。
nice!(0)  コメント(0) 

雲の上まで歩く2012 その1 [忘備・記録]

青い空にぽっかり浮かぶ雲を見上げて。

「あの雲の上まで、歩いていけるんだよ。」

にわかには信じがたいという様子の子どもたち。

え?どうやって?
ヘリコプターに乗るの?

「いやいや。だから。自分の足で。一歩一歩歩いていけば、ちゃんと雲の上までいけるんだよ。」

ほんと?

「ほんとさ!行ってみるかい?」

うん!!

というような会話を交わして、雲の上まで歩いていくことに決めた。
8月の中頃だったかな。
nice!(0)  コメント(0) 

新しい命が生まれるとき [忘備・記録]

先日、義妹に男の子が生まれた。第2子である。
甥っ子がひとり増え、ますます伯父さんになった。うれしい。

助産院での出産である。話でしか聞いた事がない(^^;;; のだが、病院とは随分様子が違う。
我が家の子は、二人とも病院で生まれた。かなり立ち見に近いものではあったが、立ち会った。

今回、関係各所にお願いして、我が家の子ども達二人を、出産に立ちあわせてもらった。
ありがたい、得がたい経験をさせていただきました。

希望を義妹夫婦に伝えたところ、快諾を得、助産院にも伝えてくれた。
するとだ。条件というか、宿題を出されました。
それが、これ。


生まれてきてくれてありがとう―いのちの大切さをつたえる絵本

生まれてきてくれてありがとう―いのちの大切さをつたえる絵本

  • 作者: 鈴木 せい子
  • 出版社/メーカー: ぱすてる書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 大型本



「必ず事前にこの絵本を読み聞かせてください。」というもの。
で、貸し出してくれた。
二人を膝に乗せて、読んだ。ふたりとも、神妙に聞いていた。

私自身も、二人が生まれたときのことを思い出した。
今でも、鮮明に覚えている。
二人が生まれたときのことも、色々とお話した。
何度もしているのだが、これまた、神妙に聞いていた。

そしていよいよ、出産、立会いの日を迎えた。

深夜、1時半頃だっただろうか。子ども達を起して、上着を着せて、送り出した。
と、私が関与したのはここまで。
以下は、伝聞です。

2時頃産院について、隣の控え室?のような部屋で仮眠。
生まれたのは、午前6時すぎ。
この間、一種神聖な雰囲気を感じていたのか、言葉数も少なく、話すときも小さな声でしゃべっていたそうな。
生まれたとたん、ペラペラと、マシンガントークが始まったそう。(笑)
諭したわけではないのだが、わかるんだなぁ、子どもなりに。

帰宅した子ども達を迎え、「どうだった?」
娘は、「あかちゃん、小さかった!へその緒に触らせてもらったよ。」
息子は、「あかちゃん、お股から生まれてきた!」

うむ。心と記憶に、刻み付けておくのだぞ。
しっかりと留め置いて、この体験を持って成長していってほしい。
と、父は願う。

==========
出産。一生に、そう何度も何度もあることではない。
その貴重な機会に、立ちあわせていただけたのだ。
時間を共有させてもらえたのだ。
ありがたいことだ。

父が、どう逆立ちしても伝えることが出来ないことを、君たちは体験を通して学んだのだ。
機会を作ってくれた、すべての人に、感謝しよう。
いい経験が出来たね。

いとこが、またひとり増えたね。
仲良く遊ぼうね。
みんなで、一緒に、大きくなっていこうね!

新しい命が生まれるとき。
世界も新しくなったような気がする。


いとうとしひろ
nice!(0)  コメント(0) 

冥利 [忘備・記録]

5月下旬の雨の日。
息子を抱っこして、傘をさして登園途中のこと。
神社の前に差し掛かったとき。

「とうちゃん、桜餅のにおいがするよ。」

えっ?と思い、立ち止まると。
確かに、ほのかに、かおります。
雨に濡れた、桜の葉のにおいです。

すごいなぁ。
こんな感性、いつの間に、どこで身につけたんだ???

雨の朝、抱っこで登園。
父親であることを、ありがたく思ったことでした。


いとうとしひろ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。