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プール組立て [グチ・ボヤキ]

保育園でも、そろそろ、プールの季節です。
我が家がお世話になっている園では、父母と職員が協力して、プールを組み立てます。
常設のプールはありません。
シーズン前に組み立てて、8月末には、解体撤去します。

慢性的な悩みは、手伝ってくれる父母が少ないことです。
「たまの休みの土日にわざわざ、手伝わされる。」
まぁ、そう感じている父母は、実際、少なくないのでしょう。

この種の役務提供に抵抗のない私は、そんな風に考えている父母がいることが、驚きでした。

ところが、もっと驚いたのは、次のような意見を父母から聞いたときです。
「なにも父母が手伝わなくても、金を払って、業者にやらせればいい。」

一見合理的なようですが、これは、私の考えとは大きく異なります。

父母がプール組立てをすることの意味。
これを教えてくれたのは、当時まだ2歳だった上の子です。

「なんでとぉちゃんはプールの組立て、手伝ってくれんの?」

それまで、解体は毎年手伝っていたのですが、仕事の都合などで、組立ては一度も手伝ったことがありませんでした。

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子どもたちにとって、プール、水遊びは、夏の大きな楽しみです。
同時に、大きなチャレンジなんですね。

顔を水につける。飛び込む。友達と競う。などなど。

このどれもが、
「とぉちゃんが組み立ててくれたプールだから、頑張れる。」
はっとしました。我が子に教えられました。

以来、とにかく都合をつけて、組立ても手伝うようにしています。
お金を払って業者に組立てさせては、子どもの心に響かないのです。
来週にまわしても問題のない仕事なら、プール組立てを優先するようになりました。

子どもたちは、実に様々な、かつ、大切なことを気づかせてくれます。
今年のプール組立ては、6月26日(土)の午前中です。



いとうとしひろ

冥利 [忘備・記録]

5月下旬の雨の日。
息子を抱っこして、傘をさして登園途中のこと。
神社の前に差し掛かったとき。

「とうちゃん、桜餅のにおいがするよ。」

えっ?と思い、立ち止まると。
確かに、ほのかに、かおります。
雨に濡れた、桜の葉のにおいです。

すごいなぁ。
こんな感性、いつの間に、どこで身につけたんだ???

雨の朝、抱っこで登園。
父親であることを、ありがたく思ったことでした。


いとうとしひろ

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